任意整理とは

債務整理の手続きには裁判所を通すものがありますが、任意整理では裁判所を通さない手続きとなっています。

そのため比較的手続きが簡単、家族に知られずに債務整理ができるなどのメリットがあります。

金融会社に取引履歴の開示を請求、その取引履歴を参照しながら利息制限法による引き直し計算を行い、幾ら借金があるのか確定させます。

引き直し計算の結果、払い過ぎた利息分があれば戻ってきますので借金がそれだけ減額されます。

払い過ぎた利息分が無くても原則将来利息はカットされますので毎月の返済が楽になります。

その後は減額された借金の分割返済を行います。

任意整理には特定の債権者だけ選べると言う特徴があります。

これは連帯保証人になって貰った人が居る場合に便利な特徴です

連帯保証人は借主と同等の義務があるため、借主が債務整理すると連帯保証人に債権者から請求が来てしまいます。

迷惑をかけてしまいますが任意整理であれば連帯保証人になって貰った借金を外せるために迷惑をかけずに済みます。

その代わりに個人再生や自己破産と言った他の債務整理の手続きと比べると減額される借金が少ないと言うデメリットがあります。

任意整理で解決できない借金額の場合は個人再生または自己破産を選ぶ事になります。

その他にも債権者が任意整理に応じてくれない事がある、ブラックリストに掲載されしばらくクレジットやローンの審査に受からなくなるなどのデメリットがあります。

弁護士または司法書士に任意整理の手続き依頼ができますが費用がかかります。

※クレジットカード以外はご使用できません

トラストキャッシュ

トラストキャッシュ 最大換金率99.5%がうれしい。初めての利用でも安心!

\今すぐ現金化/

公式サイトを見る

スピードペイ

スピードペイ LINEからお問い合わせOK!初回限定換金率100%!

\今すぐ現金化/

公式サイトを見る

プライムウォレット

プライムウォレット 今だけ初回100%還元!来店・審査不要で申し込みも簡単!換金率キャンペーン!

\今すぐ現金化/

公式サイトを見る

任意整理ってどんなことをするの?

任意整理ってどんなことをするの?

先ず、任意整理自体がどのようなことなのと思う人はいると思います。

そもそも、任意整理は『債務整理』という債務すなわち借金の整理とすることです。

債務整理で有名なのが、『自己破産』です。

この他に『個人再生』、『特定調停』そして『任意整理』が含まれます。

自己破産や個人再生は、借金がゼロまたは大幅に圧縮できます。

特定調停は、裁判所が介入し、債権者と債務者の調停を行います。

では、任意整理とはどんな債務整理なのかというと、文字の如く任意です。
つまり、債権者を選んで毎月の返済額を見なおしたり、返済期間を延長したりしたりします。
そして、任意整理は裁判所が介入せず、債権者と債務者で交渉を行います。

交渉にあたっては、弁護士または司法書士に依頼を行いますが、任意整理を依頼した時点で『債務整理の手続き開始』となり、受任通知が債務を整理したい債権者へ送付されます。
受任通知を受領した債権者は、任意整理が終了するまで取立行為が出来ません。

また、債務者へ直接接触することも禁じられています。

あくまで任意での債務整理なので、債務者に不利益が出るような債権者を除外することが出来ます。
そのため、銀行系のローン契約を除外したり、保証人へ影響が出る可能性があるものも外せます。

自己破産や個人再生は、全ての債権者を対象にするため、慎重な行動が必要ですが、任意整理は自由に選別できるといいったメリットがあります。

あくまで返済をするといったことが前提となるため、任意整理後は他の債務整理同様に生活スタイルを変化させる必要があります。

なんで任意整理で借金が減る場合があるの?

なんで任意整理で借金が減る場合があるの?
任意整理で借金が減るのか疑問があると思います。
借金がどれだけ減るかは全て利息と借入期間に依存します。
そもそも、借金が大きく減る場合と多少減る場合の2パターンがあります。

今回は、その点について説明したいと思います。

先ず、一番気になるのは大幅に借金が減額できる場合です。
それは、高い利息で長期間の返済を行っていた場合です。
利息についてですが、出資方では利息上限が年29.2%で、利息制限法では元本により15~20%の利息上限が定められています。

最近では、利息上限が20%未満で契約されることが多くなったものの、長期間返済していた場合、最大で約9%の差が生じます。

借入金額が高く、返済期間も長くなると任意整理を行った時点でそれなりの金額を支払っている可能性があります。
そのため、任意整理により大幅な減額ができることもあります。
減額される金額が少ない場合も同様です。
基本的に利息は元本により設定され契約しています。
元本が減れば、利息も変動しなければならないものの契約当時の利息のままの可能性があります。

任意整理では、一度利息の見直しにより債務の元本がどれだけ残っているかを再計算します。
そのため、契約内容や契約期間により、減額率が異なってきます。
この店については、過払い金請求に共通する部分があります。

しかし、任意整理では利息の再計算後、利息自体を無くし、残りの元本のみを返済することも行われます。
そのため、毎月の返済額が減少し、返済期間も長くなります。
これは、債権者にとっては利益は無いものの元本は回収可能であること、債務者にとっては毎月の返済が可能になることの双方のメリットから生じてきます。
基本的には、債権者にとっては自己破産されるのが一番キツイことです。
最近では、過払い金請求や任意整理で倒産する消費者金融もあります。
回収できるものは回収する方がダメージは最小限で済みます。

任意整理が良い場合ってどんなとき?

任意整理が良い場合ってどんなとき?
さて、任意整理は債務整理の中では、ローリスク・ローリターンとも言われています。
債務自体が完全に無くなる訳ではないので、メリットが小さいと思われているためです。

しかし、世の中には自己破産や個人再生を申請しない方が良い場合もあります。

そのような場合は、任意整理が最適です。

先ず、多重債務状態ではあるものの債務総額が300万円以下など少額と考えられる場合です。
多重債務者の多くは、複数の金融会社から借入をしているため、毎月の利息が高くなることや同時に数社へ返済する必要があり、月々の返済額が高額なだけです。

例えば

300万円の債権を返済できないとして自己破産する場合、余程の理由がない限り免責許可を得られません。

病気や怪我により収入が無いといった場合は認められますが、安定した収入があって返済能力があると判断される可能性があります。
そのため、少額での自己破産は、債権者や裁判所そして代理人となる弁護士からの心象が非常に悪くなります。

結果とし

任意整理が良い場合というのは保証人の問題があるだけでなく、他の債務整理で受ける影響を考慮せずに済むということです。
自己破産や個人再生の場合、官報に金融事故情報が個人信用情報機関に最大で10年間記録されます。

任意整理の場合は、裁判所が関与しないため官報に記載されることが無いため、最大5年間の事故情報登録だけで済むメリットもあります。

実際には

月々の返済額および返済期間の見直しにより、安定した生活を維持しつつ、返済可能な場合は、任意整理をする方がいいことになります。

任意整理に応じない債権者!対処方法は?

任意整理に応じない債権者!対処方法は?
任意整理は、債務者だけの任意ではありません。
債務整理の中でも裁判所が介入しないため、債権者側も強い態度で対応することが可能です。
債務者と債権者の双方で弁護士へ依頼し、交渉を行います。
大手の消費者金融などバックに大手メガバンクが出資を行っている場合は、任意整理を行ってもある程度の余裕があります。

しかし

消費者金融には自社の資本金はあるものの、銀行などと提携していない場合があります。

例え提携していたとしても、フリーローンなどの保証会社として利用されることもあり、会社自体の経営にする支障が出てくることもあります。

特に任意整理に応じない、または利息分を減額する代わりに一括返済や短期間での返済を要求してくる場合もあります。
その理由は、近年話題の過払い金請求により、消費者金融の資金繰りが悪化している面もあります。
実際に過払い金請求で倒産した会社としては、かつて消費者金融の大手だった『武富士』があります。
今やこの名前を目にするのは、過去の新聞記事やWikipediaくらいでしょう。
それ以外は、過去の懐かしにCM集などYouTubeや放火強盗殺人事件の報道くらいです。

この消費者金融の大手だった同社は、過払い金や債務整理の増加により、会社更生法を適用された会社となっています。
大手だった武富士ですら、債務整理や過払い金により倒産に追い込まれる状況であれば、現在事業を続ける企業にとっては、いつどうなるか予想すら出来なくなっています。

そのため、任意整理については強行的な姿勢を取ってくる場合があるので注意が必要です。

もし、強行的な状態であれば、任意整理から自己破産申請手続きに移行するのが良いでしょう。
そして、保証人のいる場合は保証人も債務整理手続きを開始するのが一番です。
この方法により、少なからず債権回収は一時的に停止します。
また、その連鎖が繰り返されることで、相手側も対応を考えざるお得ません。

関連

消費者金融で高額な債務がない場合、任意整理の交渉は速やかに進むことがありますが、会社やグループの方針で断固として応じないところも少なからずあるので、弁護士と相談の上、対応することをおすすめします。

任意整理まとめ

任意整理まとめ
任意整理で人生が変わることもあります。
しかし、任意整理だけでは借金苦ということを打開できない場合も少なからずあります。
本当で任意整理で良いのか、そして債権者との交渉については慎重な対応が必要です。

以上、任意整理とは…でした。

  • この記事を書いた人
金田

金田 俊子

お金に困った時に役立つ情報配信しています。急な出費で現金化が必要。そんな時にお役立てくださいね